2022年5月25日に放送された水曜日のダウンタウン内で開催された『ハプニング盛り込みネタ選手権』。ぶっちゃけ、これっておかしな内容でしたよね?

※今回の記事は、素人のくせにめっちゃえらそうに言っているような内容になっています。

ハプニング盛り込みネタ選手権のルール

  • 子どもが泣き出す
  • おじさんに野次を飛ばされる。

ネタ中にはこのような予期せぬハプニングも起こりうる。

ダウンタウン松本さんは過去にあったハプニングエピソードを披露。漫才中、酔っ払いが真面目にやれ!という野次を飛ばしてきたとき、浜田が「ァアア!?」とキレ、入場料3,000円をその場で差し出して「帰れ!!!」と一喝したというものです。

ハプニングのせいで場が台無しになることもありますが、それを「上手く乗り越えれば逆に大っきな笑いを連れてこれるんじゃないか」という検証をするのが今回の『ハプニング盛り込みネタ選手権』です。

で、今回のハプニング選手権のルールですが、Aマッソ加納さんより、以下のように発表されました。

  • 予期せぬハプニングへの対応力をみるのではなく、
  • 自分たちで予めハプニングを入れてネタを作り、
  • それにより大きな笑いを作ろうという選手権

とのこと。なるほどそれは面白いかもしれない。

個人的に思った今回のハプニング盛り込みネタ選手権の重要ポイント

このルールを聞いて、これが面白くなるポイントは以下だと思いました。

  • どんなハプニングを起こすか
  • そのハプニングにどう対応するかが面白さの分かれ目(派手にいくのか、逆に地味にいくのか)
  • ハプニングらしさの調整(※ここ大事)

ハプニングが起こるわけですから、まずは”起こるはずがなかった、予定外”が演出されていなければなりません。

基本は客側(またはまわりの環境)が起こしうるものでなければ、ハプニングとは受け入れ難いです。少なくとも場が暖かくなるまではジャブ。その後、どれほどのものを繰り出していくか……。

この構成が腕の見せ所ではないでしょうか。

あなたはどう思いますか?

水ダウ、ハプニング選手権に出たAマッソ…ぶっちゃけそれないんじゃないか

プレゼンターかつ1組目として出場したのが女性二人組のAマッソです。

「本当にあるかもしれないラインを行きたい」と意気を語る加納。ですが、内容はぶっちゃけ『ありえない』だったな…と

最初に繰り出した「音声のミス」。これはハプニングとしてはあり得るものだったと思いますし、「屁こくなよお前!」で吸収したのは面白かったです。

しかし、2発目が問題だった。

舞台の奥で急にスタッフが倒れます。体調不良か、なにかの事件か、はたまたスタッフ間のいたずらか。それ自体はハプニングとしてあってもおかしくないことだったと思いますが、それを加納が突如を上着を脱ぎだし彼を隠します。そしてネタを続けるのです。

個人的には、この動き出しがあまりにも違和感を覚えるものでした。

動き出しがあまりにもスムーズすぎたんだよなぁ…せめてジャブをもう少し入れて、本人も客もハプニングに慣れてからのほうが良かった。

逆に、「それを観客に一大事として見せずにネタを続けた」としてみれば、ある意味のプロ意識を発揮したと見ることはできるかもしれません。

しかしながら、この動き出しの違和感が後味として残り続けました。

野次が飛んでくる、各人の荷物が飛んでくる、後ろの壁が倒れてくる、これらのすべてが、全部”ハプニング=起こるはずがなかった、予定外”を越えて、用意されたものに見えてしまいました。

【ハプニング盛り込みネタ】ではなく、【観客にとってハプニング】であるだけ。それはもうただのネタではないでしょうか?

パンクブーブーは逆

逆に、2組目のパンクブーブーはちゃんと”ハプニング”でした。”ハプニングを取り入れた漫才”となっていて、思わずうなずいてしまいました。

ハプニングの入れ方に無理がなかった。この一言に尽きる。

これが【ハプニング盛り込みネタ】の鑑とも言える内容でした。

  • ネタの”待ってくれ”のタイミングで館内放送が始まる→館内放送が終わるまで待ってくれ
  • ネタの”話を聞いてくれ”のときに子どもが泣き出す→とりあえず俺の話の前に、この子の話を聞いてくれ
  • ネタの”なんでもするから”の途中で照明が消える→照明さんに言って電気つけてもらう
  • ネタの同情の誘い方として「待ってくれ、俺には愛する妻と子どもがいるんだ!」→突如乱入してきた「結婚してくれるって言ったじゃない!」という愛人に「待ってくれ、こいつには愛する妻と子どもがいるんだ」と返す

最後にきて「実はハプニングもフリになっていた」と分かるような流れは秀逸だったと思います(命乞いの漫才そのものも面白かった)。

後から知りましたが、ネタの【命乞い】は以前からあるものみたいですね。これに合うようにハプニングを作ったから無理がなかったんですね。

それでも、ちゃんと活かしてネタにプラスして上手く作っていたのはさすがです。

Aマッソの上を行っていたZAZY

Aマッソに加えて更に一言言いたいのがZAZY。

彼はAマッソの上をいっていました。客の野次がないと成立しない絵を加えて作ってましたから…。それもうハプニングじゃないやん……。

(さいとうくんの病室はここですか?は面白かった)

ルールがてきとうすぎたハプニング盛り込みネタ選手権

今回はルールが曖昧で、少してきとうでした。三者三様でしたので、観る側の目線も定まりづらいというものがあったと思います。

ハプニングに対しての姿勢もバラバラでしたね。Aマッソはハプニングをハプニングとしては見せまいというプロ意識でしたが、パンクブーブーはハプニングにしっかり戸惑うという流れでした。ZAZYは客を巻き込んだネタだったので、まったくの別物。

「ハプニング」というものをどう捉えるかで感想がかなり変わるのかもしれません。「観客からみてハプニングとする」という捉え方なら、面白さはあったかもしれない(ZAZYの場合はこれじゃないと説明つかない)。

ハプニングを盛り込んでネタをつくるのは、新しさもあって面白いと思うので、ぜひまた観たいところです。

以上、素人のくせにえらそうに言いました。

水曜日のダウンタウン クレジット
吉本興業、TBS
撮影協力 基山町総合体育館、図書館