
2020年12月14日に「FFRK生放送#18」が行われました。その内容の概要まとめは当ブログ記事『FFRK公式生放送#18』のページでまとめてあります(アーカイブ動画もあります)。
そこで行われたのが、FFRKのプロデューサー スクウェア・エニックス 間一朗氏(以下はざまさん)による「FFRK最高難易度 覇竜との生バトル」。今回は、はざまさんはどういう手順で覇竜を倒したのかをまとめてみました。
それぞれのフェーズの説明と、使用した必殺のことを書いています。
スクウェア・エニックス 間一朗とは?
スクウェア・エニックス第4BDのトップでFFRKのプロデューサー。FFRKなどFF歴代キャラ出演のゲームにおいて制作と権利者の間を取り持つ役割を担う。FFRKにおいては制作を行うDeNAと、スクエニ側との間を取り持つ。
プロデューサーでありながらFFRKを実際にプレイしているプレイヤーの一人でもあり、プレイヤー目線でゲームの感想を言うこともある。比較的プレイヤーに近い存在。一時期は「はざま」という語呂の良さのせいか悪者にされることが多かったが、近年は間一朗氏に悪態をつく人は少ない。ちょっと軽めなキャラクターであるところもネタにされやすい要因。
プロレスラーの中邑真輔にとても似ている、と一部では囁かされている。
以前の生放送では、絢白オーディン(炎属性/水属性物理弱)の生プレイを行い、見事に撃破したはざまさん。このとき、はざまさんのみてる画面が見れないカメラ角度でした。そのため録画した動画をはざまさんがそれっぽく押してるだけと悪態をつく人もいました。今回はそれを気にしてか、少しふかんする形でスマホの画面がはっきり見えるようになっています(動画は各フェーズ説明の項目で掲載)。
覇竜バハムート『魔導の力借りし扉』
今回の覇竜バハムート VI『魔導の力』は、HPが600万以上あると話題になっているボスです。与えるダメージとそれにより減るHP割合を計算すると620万前後になります。
ほかの覇竜バハムートは最も低いもので450万。通常は500万台。それだけでなくVIは与えられるダメージも少し硬い。一つ抜きん出ているボスなわけですね。
当日そのときになって覇竜VIに挑戦すると発表されましたから、驚いた人も少なくないはず。
はざまさんの手持ち※使用したもの(FFVIメンバー)
今回の覇竜ダンジョンで、はざまさんが使用した必殺技をまとめておきます。
- アタッカー必殺
- ティナ シンクロ炎、風覚醒、真奥義、炎覚醒、
- ストラゴス 6せんぎ、覚醒2、超絶、覚醒1(LBOFを使用準備するも撃破に間に合わず)
- ゴゴ 6せんぎ、シンクロ、覚醒2、覚醒1、
- サポート・回復必殺
- モグ 覚醒1(2回)、チェイン
- リルム 超絶3、覚醒
アタッカーシンクロ覚醒が合計8個、真奥義1個と潤沢なまでに豊富な手持ち。中には倒せて当然だろう…という人がいるかもしれません。しかしそれでもフェーズ2の立ち回りを間違えると全滅する可能性は十分あります(ちょっとした手違いでリターン祭り…はRKプレイヤーの多くが経験しているはず)。
アタッカーは潤沢ながら、エスナなし、フルバフなしでどうやって覇竜に挑んだのか…さっそくみていきましょう。
はざまの本気を見せてやる!覇竜バハムート戦動画本編
各フェーズごとに、フェーズの説明と動画の再生ポイントを設定してあります。動画は各フェーズごとにみるといいと思います。
フェーズ1
特筆することはないフェーズ。ただし気をつけるのは状態異常です。17秒くらいで状態異常攻撃を使用してきます(シリーズによってその効果が変わる)。
これの対策は状態異常を受ける前にフェーズ移行するか、状態異常バリアを張っておくか、エスナで回復するかの3択。後者2つの方法ならゆっくりできますが、状態異常攻撃前にフェーズ移行となると時間に追われることになります。
はざまさんは、フェーズ1をどう乗り越えたのか。以下に設置した動画は、生放送のうちのゲーム画面が映し出され、はざまさんによるかんたんな解説のところから動画が再生されます(自動停止はしませんので、ゴゴのダメージが0になったら停止していただければ)。
バトル開始直後からティナシンクロを放ちます。次に早速モグ覚醒を発動。速攻を選択したということです。
8秒・10秒あたりにストラゴス覚醒、ゴゴシンクロを放ち更に飛ばします。ここから総攻撃をかけることにより状態異常攻撃前(15.33)にフェーズ移行しています(8秒・10秒が普通に進めていると2ゲージたまっている頃)。

「グラビジャをくらいたくない」とのことでしたが、その直後にくるのがカーズアイズ。VIのカーズアイズは234に沈黙のため、魔法パーティでそろえたはざまさんにとっては壊滅的な攻撃。状態異常バリアも使えなければ全体エスナを使えるメンバーもいません。そのため最初から飛ばすしかないんですね。
また、全体を通してストラゴスのレジェンドマテリア「敵のダメージ攻撃を受けると低確率で味方全体回復」にかなりの安心感を受けています。
フェーズ2 HP70%~
フェーズ移行とともに覇竜の翼壁を使用(5秒間ダメージを超絶カット)するとともに、直後に古記追想でヒストリアソウルを6個身に纏います。

こちらが必殺を使うと、使用ゲージ分のソウルを消すことが可能。ただし、バハムートが毎ターン行動するたびにヒストリアソウルを増やします。ソウルの数が多いと一部の攻撃が強力に変化するため、適宜必殺を使用してソウルをなくす、または極力減らす必要があるわけです。
かんたんに、短い時間制限が3回やってくる、と思えばいいです。それぞれの間に適切な回数の必殺を放つ必要がある、と覚えておきながら次の動画を見てみてください。
はざまさんはどんな感じで必殺を撃ち乗り越えたのか。以下の動画は、生放送のフェーズ2がはじまるところ(15.33)から動画が再生されます(背景が雪景色に変わったらフェーズ移行なので停止してください)。
フェーズ2に移行後、はざまさんが取った必殺行動は…
- 古記追想~【覇竜】試練の咆哮 前:ストラゴス超絶、ティナ風覚醒、ゴゴ覚醒2、モグシリーズチェイン<ソウル0で被弾>
- 直後のメモリーバイト~【覇竜】スフィアレイ 前:ティナ真奥義解放(ゲージはなし)、リルム超絶3(この後に翼壁が切れる)<ソウル3つで被弾:3人が行動キャンセルとスリップ>
- ダーククロー 直後→古記追想 直前:ティナ炎覚醒、リルム超絶3(はざまさんのミスで古記追想前に使ってしまう)
- ~【覇竜】メガフレア 前:モグ覚醒1(2回目)、ストラゴス覚醒1、ゴゴ覚醒1(ミスったがゲージが足りて安堵の一息)<ソウル2つで被弾>
ソウル数が影響ある行動は【覇竜】試練の咆哮、【覇竜】スフィアレイ 、【覇竜】メガフレアの3種類。この攻撃が来る前に必殺を使っておく、という感覚です。
いつ、誰が必殺を使うかで効率が大幅に変わることもあるので、フェーズ2の動きをどれだけ洗練させるかがカギ。「あとちょっとでゲージが足りない!!」ということもしょっちゅうですから…
火力をみていきましょう。ティナは覚醒2つと真奥義で1発最高39999。ゴゴは覚醒1と覚醒2で1発最高29999。みているとなかなかの火力が出ています。しかもゴゴは追撃ものまねですから通常よりもダメージを与えている。これだけの爆発的火力をもってしても、メガフレア前に移行できていません。HP高すぎ(&硬すぎ)だろ!
そしてはざまさんのミス!ダーククロー→古記追想はかなり短い待機時間で行動してきます。古記追想はソウルを6個増やすため、本来なら古記追想を使われてから必殺を使うのがセオリー。しかしはざまさんは、その若干の隙間に必殺を撃ってしまいます。
その次にくるのが【覇竜】メガフレア。これはソウル8個で被弾すると強制終了。7個以下で数が多い場合は超ダメージと大量のペインという強力な攻撃となっています。そのため、なるべくここは必殺を使ってソウルを減らしておきたいところ。はざまさんはモグ覚醒、ストラゴス覚醒、ゴゴ覚醒を撃つことでここの被害をなるべくおさえています(ミスがなければ最小限におさえられた)。
なお、ここで覚醒を撃っておくと(火力が出れば)撃破まで覚醒が切れないペースでいけます。後半の火力は、フェーズ2入って5秒間の間か、このメガフレア前に準備するのが良いでしょう。
【覇竜】メガフレアを抜ければ、あとはバフと攻撃あるのみ。はざまさんはメガフレアを受けたものの、次の攻撃は受けることなくフェーズ移行できています。
フェーズ3 HP40%~
いつも通りブッパフェーズ。攻撃しまくって倒すというフェーズです。
まずフェーズ移行で覇竜フルブレイクを使用。基本的なセオリーはここでフルバフ(攻撃&魔力&防御&魔防をアップ)必殺を使用しますが、はざまさんは持っていないということで気にせずモグのバフに頼ります。通常なら与ダメージが思いっきり下がりますが、チェインMAXのおかげで限凸出来るほどの火力は確保できていますね。
注意なのが狂式:覇状態。狂式:覇状態のまま8~9秒後の覇竜メガフレアを受けると強制終了になります。フェーズ3は必殺を使っても赤いソウルを消せません。なので、これを避けるためには狂式:覇を解除するか、覇竜メガフレア前に撃破するしかありません。時間に追われる感じがよくわかりますね。
それを踏まえてフェーズ3をみてみましょう(29.19~)。
フルブレイクを受けても特別することはありません。モグはフェーズ2で事前に行った必殺と、毎ターンの専用アビリティで魔力をバフすることに加え、覚醒の追撃『フィーバータイム(魔法ダメージ特大アップ1ターン)』で火力を上げています。ある意味相手の攻撃に合わせる必要がないのはやりやすいとも言えるかもしれません。
ここでのポイントはティナ。ティナの専用アビリティ『ライオットソード』は5発目が魔防無視となっています。最後だけダメージが高く出ていますね。これのおかげで、フルブレイク下においても、チェインの掛け直しが発生しても、ほぼ必ずカンストできるようになっています。

ゴゴは、覚醒1のブレイブアビ「3回連続でものまね」が良い仕事をしています。はざまさんは、ちゃんとSKIPをつかってティナに行動させてからなんでもものまねを発動させていますね。なかなか落ち着いています。そうして、いともかんたんに狂式:覇を解除してしまいました。

そしてチェインの掛け直し。チェインが0になると、大幅に火力が下がります。ゴゴもストラゴスもダメージが出なくなっているのがわかりますね。しかしティナのおかげで狂式解除がラク。フェーズ3の狂式3は超絶激硬ですから、狂式を減らしやすい魔防無視攻撃は非常に心強いです。
なお、フェーズ3で使った必殺はリルムの覚醒だけ。
残り13.9%で忘れていたヒストリアクリスタルを発動。また、ここで【覇竜】メガフレアを受けますが、狂式:覇は解除されているので普通のダメージ(とペイン2)で終わります。
最後はティナの真奥義を使いたかったようですが「あっヤベ!」とここでもミス。その美味しいところはゴゴがもっていってバトル終了(41.37で撃破)。
この瞬間は最大の盛り上がりを見せます。覇竜バハムートVI「魔導の~」は覇竜バハムートの中でも強力なボス。HPの高さがひときわ目立っています。必殺が豊富に揃っているとはいえ、これを関係者のトップが実際にプレイして撃破するなんてこんなこと中々ありません(もしくは、ただ私が他のゲームを知らないだけ)。だいたい「ちょっとプレイしてみせます」で終わってしまいますから…。
よっしゃよっしゃと言いながら画面をはけていくはざまさんも面白いですが、会話しながら覇竜と戦うってのも余裕があってかっこよかった。
覇竜攻略のまとめ
まとめると「時間に追われる」ダンジョンです。とくにフェーズ2は「適切なタイミングで、適切な数の必殺を使う」ことが攻略のポイントなのに、「メモリーバイト」という必殺ゲージを減らしてくるいやらしい攻撃をしてきます。
ただ、フェーズ1からあれだけ飛ばしながらフェーズ2でこんなにゲージがたまるんだなというのは個人的には発見でした。一番の理想は【覇竜】メガフレア前にフェーズ移行ですが、必殺を使って【覇竜】メガフレアをやり過ごすというのも十分ありですね。
これだけ時間に追われるのに、ミスったらはじめからやり直し、というゲームデザインになりやすいFFRK。それでもはざまさんのプレイで停滞していた気持ちが揺り動かされたのは自分だけではないはず…。
まとめ
覇竜バハムートは、シリーズが違ってもほとんど似たような行動をします。なので、行動がわかれば手持ちと相談して予めタイミングをはかることができるのは攻略しやすくて個人的にはうれしいです(中にはそれをつまらないと感じる人も)。
しかしVIはHPの高さと硬さが頭一つ上。中途ハンパな揃い方では太刀打ちできない…と今回のはざまさんのプレイを思いました。私はティナの炎覚醒、風覚醒があり、更にモグ覚醒2があるので「いけるんじゃないかなぁ」といろいろ試していましたが、いまは諦めムード(ほかはストラゴス、セリス、ゴゴがそれぞれ覚醒1あり)。
VIのメンバーは、ティナとシャドウが魔防無視・防御無視攻撃の専用アビリティを持っています。この二人の覚醒やシンクロがあるあなたはラッキー!私はハッピーラッキーに賭けようと思います!
がんばるあなたも、マイペースなあなたも、今回ははざまさんにねぎらいの言葉をかけてあげてください。はざまさん、おつかれさまでした。そして素敵なバトルをありがとうございました。